甲斐(織田裕二)は、クライアントの『桜庭リゾート&ホテル』社長・桜庭庸司(髙橋洋)に会いに行く。桜庭は、ここ10年の間に13ものホテルを造り上げており、そのうちの4ヵ所は五つ星の評価を得ることがすでに決まっていた。そんな桜庭のもとに、大手ホテルグループ『KJO』社長のジーン・クライン(クリス・バテン)から合併の提案があったという。『KJO』の代理人弁護士は、大手ファーム『弁護士法人セイント』に移籍した木次谷公一(橋本さとし)だった。大輔(中島裕翔)は、司法試験を目指しているものの受験恐怖症に悩んでいた真琴(新木優子)に協力を申し出る。大輔と真琴は、さっそく試験対策に取り組み始める。同じころ『幸村・上杉法律事務所』では新人弁護士の採用面接が行われていた。そこで大輔は、真琴と談笑していた女性・町田日向子(石橋静河)の姿を見つけ驚く。実は大輔は、司法試験で日向子の替え玉受験をしていたのだ。事情を知った甲斐は、本人が替え玉のことを話すわけがないから心配ない、と大輔に告げるが……。甲斐に命じられて『KJO』グループを調べていた大輔は、グループがタイに所有するホテルで従業員のストライキがあったことを掴む。甲斐は、合併交渉を優位に進めるため、木次谷の息子の替え玉受験をしたことがある大輔をともない、『セイント』を訪れる。そこで大輔は、『セイント』の代表が真琴の父・聖澤敬一郎(竹中直人)であることを知り……。