世界環境サミットでの首相警護に携わることになった対策室。その対策室には絵里子からの密命で2年前の黒原国家公安委員長狙撃事件を独自に捜査していた木元が復帰していた。そんな折、対策室は2件の商社の各部長が爆死している事件を担当する。絵里子は被害者の勤務先が「黒い月」に狙われていたことから2年前の狙撃事件との関連を疑う。木元が掴んだ情報では2年前の事件は「黒い月」とは別の組織による犯行の可能性が孕み、さらに別件の殺人事件に高倉の影が見え隠れしていた。対策室は高倉による犯行も含めて事件を捜査するが、そのうちに恋人である楓の父親・俊夫の関わりが徐々に浮かび上がり片桐は苦悩する。しかし、一方で狙撃事件に関わる大きな思惑も動き出していた。