老人と思われた死体マスクで変装した30代半ばの女性だった… 地下鉄の車内で老人が男に絡まれ、降りたホームでやり合い倒れて死ぬ。死因は下大静脈損傷による大量出血だった。目撃者は皆、サイレンサー付きの銃で撃ったような銃声を聞いていた。銃を押しつけて撃ったような星型の裂傷が腹部にあったが、発射残渣は付着しておらず、傷の周囲が凍りつき、貫通してないのに体内に銃弾は埋まっていなかった。また、被害者は実は老人ではなく、精巧なマスクを被って変装していた三十代の女性で、持っていた葉巻の箱の中には、札束に似せた新聞紙の束が入っていた…。 女性は一体誰なのか?なぜ変装していたのか?凶器は何なのか?謎が深まる事件にCSIのメンバーが挑む。