「潮が死んだーー。」 幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、 2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。 家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。 しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。 翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。 時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。 「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」 さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして......!?